国際結婚:日本とインド家庭のLovelyライフ

日本人の夫とインド人の妻が織りなす国際家庭のブログです。

豚肉抜き生活で気づいたこと

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私たちが一緒に住み始めたとき、絶対に守ってほしいルールがラブリーさんによってつくられました。


それは… 豚肉を家に持ち込まないこと!


「私が出かけている間でも、あなたが家で豚肉を料理することはもちろん、豚肉がこの家の椎木を跨ぐことは許しませんからね」


そう、ラブリーさんの家系はイスラム教なのです!本人曰く、ただ宗教上で食べられないというよりは匂いさえダメなのだそうです。


そのときは、簡単にOKを出しましたが、考えてみると日本には豚肉を使ったおいしい料理がたくさんあります。とんかつや豚汁、餃子やシュウマイなどはもちろんですが、一見豚肉が確認できない料理の調味料や冷凍食品、インスタント食品にも「ポークエキス」というものが含まれていて、ダメらしいのです。


しかも、豚肉は牛肉よりも安いので、牛肉生活になると出費の心配にも直結してしまいます。(鶏肉は豚肉の代わりにならないんですよね涙)


唯一、外食のときは豚肉を食べてもいい許可を得ることができました。(一生食べられないのかとあきらめかけていた、かつ丼が食べられることに感謝です)。しかし、ラブリーさんにはぼくが外食で豚肉を食べたことはその場にいなくてもすぐにわかるそうです。ぼくの口から豚肉の匂いがするのだとか…(ほんとかな)


とりあえず、この条件で12月から今まで、生活をすることができています。初めは厳しく感じた豚抜き生活も慣れてくると自然になり、最近では外食の際にも豚肉をなるべき食べないように意識しています。もちろんラブリーさんの料理が非常においしいことも豚抜き生活を続けられる秘訣かもしれません。日本食YouTube先生のおかげでおいしく作れるようになってきています!


また、最近では豚抜き生活のおかげで、おいしいものにも巡り合うようにもなってきています。例えばドミノピザでオーダーした「フィリーチーズステーキ」。ピザといえばベーコンやサラミ、ウインナーでしょ!と思っていたのですが、それも豚。牛肉か鳥肉で探すと豊富なメニューの中で出てくるのは2つ、3つだけなのです。そのうちの一つ、「フィリーチーズステーキ」という牛肉のピザを人生初めてオーダーしてみると、これが普通のピザよりもおいしく感じられ、二人であっという間に平らげてしまいました。


豚肉抜き生活も悪くないのかも、と考えているこの頃です。


国際結婚のサクセスポイント!
・宗教や文化の違いで食生活が変わってしまうことも。そんなときは、がっかりしすぎず、まずは新しい食文化を受け入れる挑戦をしてみよう。斬新なおいしいものに出会えるチャンスです。

YouTubeは新しい料理を覚える際に思った以上に役立ちます。食がおいしくなると毎日も楽しくなります。ぜひ、食の改善につなげてください。

日本の娯楽、インドの娯楽

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インド人が日本に来ると、驚くものがたくさんあるようです。
日本のアミューズメント施設もその一つ。


本日は夫婦の中を深めることを目的とした「おしどり夫婦ボーリング大会」に参加しました。集まっていたのは比較的年齢層の高いかたがたでしたが、和気あいあいと交流しながらプレーを楽しみました。


ルールはとても単純。妻と夫が交代で投げて、倒した本数を競うということです。例えば妻が最初に投げて3本倒した場合、次は夫が残りの7本を倒す挑戦をするということです。夫婦の結束力と信頼が必要なゲームです。


ぼくもそんなにうまいほうではないですが、高校や大学の時に友達と楽しんだ経験があるため、心の中では自信満々。隣にいるラブリーさんにどちらが先に投げるか聞いたときに衝撃が走りました。


「私、ボーリング経験、これが2回目なの…」


よくよく聞いてみると、インドではボーリングやカラオケなどのアミューズメント施設はリッチな人が行くもので、中産階級以下の人々は行けないのだそうです。ラブリーさんを含めてが高校生や大学生の女子の休日は家族と離れて家から出ることはあまりできないのだとか。確かにインドではレイプ事件も多いので、両親が心配するのもわからないでもないですが。


だから、家では勉強や家事の手伝いをして退屈な日々を過ごしていたのだと、ラブリーさんは悲しそうな目で話してくれました。インドの現状を久々に顧みたと同時に日本では当たり前にしていることがラブリーさんから見るとすごく斬新な体験なのだと気づいた瞬間でした。因みに、ボーリング初体験はタイに行った時だそうで、その時の思い出は笑顔を浮かべて話をしてくれました。


本番の前には1ゲームの練習時間が与えられました。付きっ切り指導のはじまり、はじまり。まずは、ボーリングの穴に入れる指の説明 (ラブリーさんは人差し指と中指で上手に投げていましたが)。そして、投げるフォームも周りのかたがたの力を借りて右肩上がりでよくなっていきました。(1ゲーム目はスコアー25点、ぼくは99点)


そしていよいよ夫婦対抗戦がスタート。ラブリーさんが先に投げて、2投目をぼくが投げる作戦を立てて臨みます。ラブリーさんの第一投目…7本!「おー」とどよめきが上がります。そしてぼくの2投目…3本!スペアゲット!奇跡のような滑り出しに成功します。その後も、ラブリーさんの奇跡のストライクもあり、夫婦の合計は97点!


なんとこの点数で参加者1位を獲得し、賞品のひよこプリンを頂きました(笑)
参加者の皆さんからは「夫婦が一つになったら大きな力になるんだね」と温かい声を頂きました。何よりもうれしそうに飛び跳ねるラブリーさんの姿が見れて、本当に良かったです。

井の中の蛙 大海を知らず」
インドという井戸から自らの足で飛び出したラブリーさんに、日本という新しい世界をもっと伝えていきたいと決意しました。


国際結婚のサクセス ポイント
・地域が開催している夫婦のイベントに積極的に参加してみよう。
・相手の過去に耳を傾けて聞いてあげよう。自分がもっている常識と相手がもっている常識の違いに気付くことで、相手の視点で物事を考えることができるようになるよ。

入籍記念日は大切に!

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記念日をしっかりと覚えておくことは重要ですよね。
誕生日はもちろん、結婚記念日もしっかりと押さえておきたいところです。


でも、入籍記念日をしっかりと記憶していて、お祝いするかどうかは夫婦によって異なるかもしれません。特に初めての入籍記念日は夫と妻の間でも認識の差がでてしまうことも…。


因みに、私たちの入籍記念日は5月22日。結婚して初めてその日がやってきました。

ぼくの場合、記念日の大切さについてたくさんの本で学んできたので、妻が意識しそうな記念日はだいたいスケジュール帳に記載しています。もちろん入籍記念日もその一つ。ぼくにとっても2人になって初めての記念日ということもあって、仕事場でもテンションが上がっていました。


仕事の帰り道には、プレゼントとして「LOVEぴよ」と呼ばれる植物のお人形の夫婦とラブリーさんが大好きなチーズケーキをワクワクしながら購入しました。


そして、いよいよ帰宅。
お帰りのハグとキスを終えて、テーブルの上に置かれたお祝いの食事を確認。


何とそこには…「オクラ」「小さな一匹の魚」が!
ぼくはもちろん絶句。そんなぼくをよそにラブリーさんは「なにこれ?」といってプレゼントをオープン。そこですべてを理解したのか苦笑いを浮かべるラブリーさん。


「こうちゃん、Sorry~~~」
ラブリーさんは入籍記念日なんて、忘れていたのでした(笑)
何日か前に話し合っていたんのですがね...。


それでも、プレゼントには大喜び。
「今日、私はチーズケーキがとっても食べたかったの!」といってすごい勢いで食べてくれました。もちろん、インド風に味付けされたオクラや特売の日に買っておいたイシモチという魚はおいしかったです(笑)


食事やプレゼントはどうであれ、お互いに感謝の言葉をいって、ハグをする。
愛情や感謝を示すことが何よりも重要だと気づいた入籍一周年の記念日でしたとさ。


●国際結婚サクセス ポイント
・愛情や感謝を表現する機会として記念日は大切に!
・記念日は必ずスケジュール帳に記載しておこう。
・「いってきます」や「ただいま」のハグやキスに挑戦。
(毎日の愛情表現が命。日本人から国際人になることが必要!)

日印家庭のはじまり、はじまり

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プロフィール


ぼくの妻はインド人で、彼女の名前はラブリーちゃん。
名前の通りとってもチャーミングな26歳です。


日本人とインド人が奇跡的に運命の出会いを果たしたのは今から4年前のこと。
NGOの仕事でインドの子供たちに勉強を教える支援をしていた時に、同じ事務所で共に活動していたのがラブリーちゃんでした。


では、職場恋愛?とよくいわれるですが、私がインドにいたころは、そんなに意識したこともなく、どちらかといえば妹のようにふざけ合っていたふたり。だから結婚が決まったときに当時の日本人の同僚に連絡すると、驚いた顔で「あのゲップ娘と結婚したの」なんて言っていました(笑) 当時の彼女はおてんばだったのです…


それが知人の紹介がきっかけで再会を果たしてからは、神様の見えない手に導かれるかのように、とんとん拍子で話が進み、めでたく結婚!昨年の12月からは東京都内で家庭をスタートさせることができ、二人は幸せにくれしたのでしたたのでした。(めでたし、めでたし)


と話がまとまればいいのですが、そんなに単純でないのが人の人生...


インドで生まれ育ち、イスラム教を背景にもつラブリーちゃんと日本でのほほんと生まれ育ったぼくには途方もない文化の違いが存在していたのです!


このブログはそんなぼくたちが日常生活の中で感じた文化の違いや考え方の壁を乗り越えて幸せな家庭を築くストーリーをまとめていくものです。ぼくたちの日常を楽しく読んでいただくもよし、国際結婚を考えているかたが参考にしてくれるのもよしです。(参考になるかはわからないですが…)


またぼくたちの経験が少しでも皆さんのお役に立つように、国際結婚を成功するポイントも紹介していければと思います。

よろしくお願いします!

●国際結婚サクセス ポイント
・出会いはいつも突然にやってくる!
 愛に国境はありません。国籍を理由に自分の中に壁をつくらないで。