国際結婚:日本とインド家庭のLovelyライフ

日本人の夫とインド人の妻が織りなす国際家庭のブログです。

日本の娯楽、インドの娯楽

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インド人が日本に来ると、驚くものがたくさんあるようです。
日本のアミューズメント施設もその一つ。


本日は夫婦の中を深めることを目的とした「おしどり夫婦ボーリング大会」に参加しました。集まっていたのは比較的年齢層の高いかたがたでしたが、和気あいあいと交流しながらプレーを楽しみました。


ルールはとても単純。妻と夫が交代で投げて、倒した本数を競うということです。例えば妻が最初に投げて3本倒した場合、次は夫が残りの7本を倒す挑戦をするということです。夫婦の結束力と信頼が必要なゲームです。


ぼくもそんなにうまいほうではないですが、高校や大学の時に友達と楽しんだ経験があるため、心の中では自信満々。隣にいるラブリーさんにどちらが先に投げるか聞いたときに衝撃が走りました。


「私、ボーリング経験、これが2回目なの…」


よくよく聞いてみると、インドではボーリングやカラオケなどのアミューズメント施設はリッチな人が行くもので、中産階級以下の人々は行けないのだそうです。ラブリーさんを含めてが高校生や大学生の女子の休日は家族と離れて家から出ることはあまりできないのだとか。確かにインドではレイプ事件も多いので、両親が心配するのもわからないでもないですが。


だから、家では勉強や家事の手伝いをして退屈な日々を過ごしていたのだと、ラブリーさんは悲しそうな目で話してくれました。インドの現状を久々に顧みたと同時に日本では当たり前にしていることがラブリーさんから見るとすごく斬新な体験なのだと気づいた瞬間でした。因みに、ボーリング初体験はタイに行った時だそうで、その時の思い出は笑顔を浮かべて話をしてくれました。


本番の前には1ゲームの練習時間が与えられました。付きっ切り指導のはじまり、はじまり。まずは、ボーリングの穴に入れる指の説明 (ラブリーさんは人差し指と中指で上手に投げていましたが)。そして、投げるフォームも周りのかたがたの力を借りて右肩上がりでよくなっていきました。(1ゲーム目はスコアー25点、ぼくは99点)


そしていよいよ夫婦対抗戦がスタート。ラブリーさんが先に投げて、2投目をぼくが投げる作戦を立てて臨みます。ラブリーさんの第一投目…7本!「おー」とどよめきが上がります。そしてぼくの2投目…3本!スペアゲット!奇跡のような滑り出しに成功します。その後も、ラブリーさんの奇跡のストライクもあり、夫婦の合計は97点!


なんとこの点数で参加者1位を獲得し、賞品のひよこプリンを頂きました(笑)
参加者の皆さんからは「夫婦が一つになったら大きな力になるんだね」と温かい声を頂きました。何よりもうれしそうに飛び跳ねるラブリーさんの姿が見れて、本当に良かったです。

井の中の蛙 大海を知らず」
インドという井戸から自らの足で飛び出したラブリーさんに、日本という新しい世界をもっと伝えていきたいと決意しました。


国際結婚のサクセス ポイント
・地域が開催している夫婦のイベントに積極的に参加してみよう。
・相手の過去に耳を傾けて聞いてあげよう。自分がもっている常識と相手がもっている常識の違いに気付くことで、相手の視点で物事を考えることができるようになるよ。